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前回の記事では難易度が低めで役立つ国家資格をご紹介しました。
今回も難易度は易しめで取得できて役に立つ資格なのですが、少しジャンルが異なるので別枠としてご紹介します。
今回ご紹介するのは、難易度が簡単なのに取得しやすい管理者系の資格です。
管理者向けって聞くとなんだか難しそうだけど、簡単な資格なんてあるの?
確かに「管理者」と聞くと難しいイメージがありますよね。
「管理者」は上の立場に立って指示をしたり、責任ある立場が想像されやすいので気持ちはよくわかります…。
でも、そんな堅苦しいイメージのものではなく、誰でも挑戦できる管理者の資格もあるんです。
理由としては、職場や会社には「配置義務」があるからです。
例えば、学校には「校長」「副校長」を必ず配置、病院では患者7人に対して1人の「看護師」を配置しなければならないという配置基準が法律で設けられています。
そういえば、学校には校長先生が必ずいるし、病院には看護師さんもいるのが当たり前のイメージがあるなあ、、
そうなんですよね。
それはしっかりと法律で定められているからこそ、当たり前に皆さんのイメージに結びついているのでしょう。
しかし、配置基準が定められているほど重要な役割なのに、その資格を簡単に取得できないと困りませんか…?
国にとっても会社にとっても…
必須配置である防火管理者の資格を所有している人を求めています。
いやいや、持ってないです…。
当然これでは困りますよね。。
このようなミスマッチをなくすために、とても重要な役割を担っているにもかかわらず、誰でも手軽に取得できる国家資格が存在するのです。
そこで今回は、誰でも取得できる簡単な国家資格であり、需要が高い管理者資格を2つご紹介します☺︎
最後まで読めば、取得してみたいと思える資格が見つかるので、ぜひ最後までご覧くださいね!
防火管理者
1つ目は防火管理者です。
防火管理者とはその名の通り、建物の火災を防ぐために必要な安全対策や防火管理上の業務を行う責任ある仕事です。
会社で運営している場所に火災が起きては大変ですから、事前に安全管理をしっかりと行う必要がありますよね。その業務を主に担当するのが防火管理者なのです。
具体的な配置される場所としては以下のような場所が該当します。
- 集会場
- 飲食店
- ホテル
- 福祉施設
- 共同住宅
- 図書館
- 学校
- 神社
- 工場
建物の収容人数や施設の面積によっても配置義務が必須なのかは変わってきますが、身近な存在である学校や飲食店などにも基本的には配置されていますよ!
普段からの安全管理はもちろん、万が一火災が起きた時の被害を最小限に抑えるために避難経路を把握していることや火災に対する基本的な知識を身に付けていることが求められる大切な役割を担っているのです。
受験資格
受験資格について見ていきましょう。
防火管理者の受験資格は、特にありません。
え!ないの??そんな優れている資格なのに??
私も初めて知った時には驚きましたが、防火管理者には受験資格がないのです。(もちろん国家資格ですよ!)
年齢に関する制限もないので、学生・社会人問わず誰でも受験することができます。
受験資格があるとないとでは大分ステップが変わってきますので、その点では本当にスムーズで受験までの難易度も比較的易しくなっていると思います。
試験方法
次に試験方法です。
防火管理者資格は、勉強→試験→合格という通常の資格取得のような流れではなく、講習会を受講するだけで取得することができます。
これまたびっくり!!
試験がないのはかなり大きいですよね…!
講習時間はこのようになっています。
講習の種類 | 講習時間 | 内容 |
---|---|---|
甲種新規講習 | 約10時間 (2日間講習) | ・防火管理の意義及び制度 ・火気管理 ・施設・設備の維持管理 ・防火管理に係る訓練及び教育 ・防火管理に係る消防計画など |
乙種講習 | 約5時間 (1日講習) | 上記の講習事項のうち、基礎的な知識及び技能 |
甲種再講習 | 約2時間 (半日講習) | 最近の法令改正概要、火災事例研究 |
防火管理者は「甲種防火管理者」と「乙種防火管理者」の2種類があります。
基本的には甲種防火管理者の方が、面積や収容人数が大きな建物に対応しているので、取得するなら甲種がおすすめです!
講習時間も1日分しか変わらないので、
- 時間がなさすぎて、とりあえず乙種でいいから取得したい。
- 現在の所属場所には甲種は絶対必要ない!乙種で十分!
という方以外は基本的に甲種を取得する方がお得ですよ☺︎
試験難易度
気になる試験難易度についてもチェックしておきましょう。
合格率はほぼ100%で不合格はまずありません。
そんなことあるの!?驚きの連続すぎるよ…
しっかりと最後まで講習を受講して終了すれば基本的には落ちることはないです。
流石にそこはしっかりしていて安心したよ。
防火管理者資格は受験資格もなく、合格率もほぼ100%なので間違いなく誰にでもおすすめできる管理者資格です。
これだけ難易度が易しいと「需要あるのかな?」と不安になってしまう気持ちがあるかもしれませんが、「防火管理者」単体での求人もありますし、一定人数の建物・施設では必ず配置が必要なので需要は絶対にあります。
責任が高い資格なので取得してからの努力も必要になってきますが、興味が出た方はまずは調べて見てくださいね☺︎
衛生管理者
2つ目は「衛生管理者」です。
衛生管理者も名前からイメージがつく通り、衛生的な職場環境を確保することを職務とする専門家です。
職場の設備や作業方法、衛生状態などに危険がないかをチェックして、従業員の健康問題を防止することが主な役割です。
- 健康に異常がある従業員の発見・処置
- 作業環境における衛生上の調査
- 作業条件・施設などの衛生上の改善
- 労働衛生保護具・救急用具等の点検・整備
- 衛生教育・健康相談・労働者の健康保持に関する必要な取組み
- 労働者の負傷・疾病、それによる死亡、欠勤・移動に関する統計の作成
- ほかの事業の労働者と同じ場所で作業する際の衛生に関する措置
- 衛生日誌の記載、職務上の記録の整備
- 安全衛生に関する方針の表明
- 特定業務に関する危険性・有害性の調査・措置
- 安全衛生に関する計画の作成・実施・評価・改善
職場の安全な衛生管理体制を維持するために、50人以上の労働者が在籍する場所では、産業医とともに配置が義務付けられています。
衛生管理者の配置数
職場の従業員数 | 衛生管理者の配置数 |
50人以上~200人以下 | 1人以上 |
200人超~500人以下 | 2人以上 |
500人超~1,000人以下 | 3人以上 |
1,000人超~2,000人以下 | 4人以上 |
2,000人超~3,000人以下 | 5人以上 |
3,000人超 | 6人以上 |
従業員の人数が増えるほど、衛生管理者の配置人数も増えていくんだね。
従業員がたくさん必要な大きい会社であれば、複数人の衛生管理者の配置が求められるので、企業にとっては必須な人材ですね。
受験資格
衛生管理者の受験資格について知っていきましょう。
衛生管理者は年齢・性別問わず誰でも受験できますが、防火管理者と違って1つだけ条件が変わってきます。
それは、実務経験が必要であることです。
最終学歴 | 実務経験年数 |
---|---|
中卒 | 10年以上 |
高卒・高認試験合格者 | 3年以上 |
短大・専門学校・大学 | 1年以上 |
中卒であれば10年以上、高卒であれば3年以上、短大・大学卒であれば1年以上の労働衛生に関する実務経験が必要となってきます。
労働者の働く環境の衛生面を整えるという重大な責任なので、実務経験なしでは受験することが許されていません。
実務経験かあ、、防火管理者よりも少し大変だね、、
そうだね。
でも、実務経験と聞くと少し大変な感じはしますが、
高卒以上であれば3年以上、大卒であれば1年以上なので意外にもハードルはそこまで高くはなさそうです!飲食店などで勤務している方であれば、知らないうちに実務経験を達成していた!ということも珍しくはありませんよ☺︎
試験難易度
衛生管理者は第一種と第二種で資格が分かれているため、それぞれで合格率が異なります。
それぞれの合格率を確認してみましょう。
第一種衛生管理者資格の合格率
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2019年 | 68,498名 | 32,026名 | 46.8% |
2018年 | 67,080名 | 29,631名 | 44.2% |
2017年 | 65,821名 | 29,636名 | 45.0% |
2016年 | 61,500名 | 28,003名 | 45.5% |
2015年 | 55,129名 | 30,587名 | 55.5% |
2014年 | 53,111名 | 29,922名 | 56.3% |
第二種衛生管理者資格の合格率
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2018年 | 32,985名 | 17,271名 | 52.4% |
2017年 | 31,537名 | 17,302名 | 54.9% |
2016年 | 29,186名 | 16,189名 | 55.5% |
2015年 | 25,716名 | 16,983名 | 66.0% |
2014年 | 25,069名 | 17,365名 | 69.3% |
第一種より第二種の方が合格率は低い傾向がありますが、大きく変わるわけではありませんね。
第二種の方が合格率が高いので、少し気持ち的には楽ではありそうです☺︎
全体としては4割〜5割の合格率なので、国家資格としては合格率は高めの部類に入るでしょう。
ちなみに、第一種と第二種がいきなり出てきて戸惑った方もいると思うので、簡単にお伝えしますね。
免許の種類 | 選任できる業種 |
---|---|
第一種 | 建設業、製造業、鉱業、農林畜水産業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業などを含むすべての業種 |
第二種 | 金融業、サービス業、情報通信業など |
第一種は全ての業種にて資格を発揮できますが、第二種は金融業など場所が限られてしまうことが主な違いです。
一種と二種では合格率や試験の科目数も変わってくるので、受験を考える際には詳しく調べて見てくださいね!
まとめ
今回は、難易度が低く役に立つ国家資格3選について解説しました。
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今回ご紹介した2つの資格は、管理者として活躍できて取得までのハードルが易しい資格です。
防火管理者や衛生管理者がメインの仕事でなくても、いてくれるだけでルールを達成できるありがたい存在ですからね!
受験までのステップも格段に難しいわけではないので、気になった方は合格を目指して頑張ってくださいね!応援しています☺︎
最後までご覧いただきありがとうございました(ᴗᴗ)
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